Jade Dynasty

小説

誅仙(Jade Dynasty) — 蕭鼎の原作小説

データ全8巻 · 完結

誅仙(Jade Dynasty) — 蕭鼎の原作小説

『Jade Dynasty』の原作は、蕭鼎が2003年から2007年にかけてサイト「幻剣書盟」で連載し、のちに全8巻で刊行された小説『誅仙』です。草廟村の虐殺を生き延びた平凡な少年・張小凡が青雲門の弟子となり、やがて正道と魔道の間で引き裂かれていく運命を描きます。現代仙侠の礎となった小説のひとつです。

誕生と刊行

蕭鼎が『誅仙』を書いたのは2000年代初頭、中国のネット文学がまだ黎明期にあった頃です。金庸や古龍の遺産を受け継ぎつつ、修練、法宝、仙門を加えることが彼の狙いでした。作品を貫く問いは「正道とは何か」。『老子』から引かれた「天地不仁、以万物為芻狗(天地は仁ならず、万物を以て芻狗と為す)」という言葉は、宗門の道徳に対する作品の醒めたまなざしを象徴しています。

中国では朝華出版社、のちに花山文芸出版社から、台湾でも刊行されました。2009年に修訂版が出版され、2012年には続編『誅仙2』も発表されています。新浪は本作を「金庸以後の武侠のバイブル」と評しました。

ドンファ版との違い

2022年8月に始まった雲図動画のドンファ版は、原作の筋書きとメランコリックな作風に非常に忠実です。張小凡の幼少期、七脈会武、碧瑶との出会いが描かれます。より内省的な原作は、主人公の迷い、大竹峰の師・田不易の一家、そして陸雪琪・碧瑶との切ない三角関係により多くの紙幅を割いています。一方、原作ではわずかに描かれるだけの法宝の戦いは、アニメで格段に派手になっています。

反響と人気

『誅仙』は中国ネット文学の最初期の大ヒット作のひとつで、数百もの仙侠小説への道を開きました。早くも2007年にはオンラインゲーム化され、その後ドラマ、映画、ドンファへと展開されています。1980〜90年代生まれの多くの中国人読者にとって、このジャンルとの出会いとなった作品です。

豆知識

  • タイトルの「誅仙」は「仙を誅する」という意味で、作中の伝説の剣の名に由来します。
  • 2007年に配信されたオンラインゲーム『誅仙』は、当時最も人気のあった中国産MMORPGのひとつです。
  • 鬼王宗の碧瑶は、仙侠で最も愛される女性キャラクターのひとりです。
  • 原作の結末は長年読者の間で議論を呼び、張小凡と彼が愛した女性たちの行く末について今も意見が分かれています。

個人的な感想

『誅仙』の文体には古さがありますが、心は色あせていません。自分を超える力に押しつぶされていく素朴な少年を描いた悲しい小説で、最近のウェブ小説の多くが失った誠実さがあります。テンポにむらがあり、古く感じる箇所もありますが、碧瑶の物語はジャンル屈指の切なさです。

こんな人におすすめ仙侠のルーツを知りたい読者と、悲劇的な物語が好きな人に。

— Spidermas(Donghua Fan)

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蕭鼎(シャオ・ディン)原作者蕭鼎(シャオ・ディン) 萧鼎ネット仙侠の先駆者
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